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  • Marii

生きがいスポットライトシリーズ: 村尾達也、ボストン在住の継ぎ師

器とその持ち主のストーリを次に繋いでいくとても貴重な役割...

「生き甲斐」という言葉は、日本人には馴染みのある言葉ですが、外国人にはやや抽象的な概念に感じられるかもしれません。


このシリーズを始めた動機は、現在世界中で注目を浴びている『生き甲斐図』に違和感を感じたことでした。この型にはまった『生きがい方式』が、本来の『生き甲斐』の意味合いとは違った形で一人歩きしているように思えるのです。


「生き甲斐」は、人生を豊かにするための一つの鍵であるとともに、一定の方程式を持たず、時とともに変化していくものだとMOGAMI 最上ウェルネスでは提案しています。


その一つのソルーションとして、『ありのままの自分・自分らしさ』を貫いている方々の実際の体験談や、ライフストーリーを皆さんと共有。そして、みなさん一人一人の心の内から生まれてくるであろう『生き甲斐』について、考えるきっかけになって欲しいと願っています。


MOGAMI 最上ウェルネスでは、この「生き甲斐」にスポットを当て、「生きがいスポットライトシリーズ」を配信してます。


今月のゲストは、米国マサチューセッツ州ボストンを拠点に活動する金継師の村尾達也さん(37)です。


あなたのライフストーリー、これまでの経験や経緯を教えてください。


以前はアメリカの小さな会社で、メンタルヘルスと神経科学関連のライター兼リサーチャーをしていました。あるとき一時帰国した際に京都で体験した金継ぎに魅了され、「これを仕事にする」と決意しました。失敗をくりかえして技術を上げたり、有名な先生のものとで勉強させていただき、現在はボストンで唯一の継ぎ師として活動しています。











「生き甲斐」という概念を初めて知ったのはいつ頃でしたか? 

この言葉と意味を知ったのはたぶん高校や大学のころだったと思います。でも生き甲斐を感じるほどの成功経験がないので、ちゃんと理解はできていないです。


自分の「生き甲斐」への道のり・ジャーニーはどのようなものでしたか?


まだ生き甲斐を感じたことがないので、旅の途中です。


「ありのままの自分」としていられると感じる瞬間は今の生活の中でどのような時ですか?


伝統的な金継ぎでは、一度始めると途中で止めることができないプロセスが多いです。長時間作業をしていると急に眠気が襲ってきてやめたくなったり、逆にとても楽しくなったりと様々な心身の状態が移り変わります。会社に属していると、このような正常な生理反応が狂ってしまいがちです。なので作品を作ったり、クライアント様の器を修理させていただき長い時間作業をしているとこの移り変わりを感じることができ、良くも悪くもありのままの自分でいられてると感じます。








人生の中で思い悩んだ時期があれば、教えてください。その時、どのような概念やツールを使って乗り越えましたか?


現在進行系で悩んでいます笑 前職での経験から心身の健康の重要性にはある程度理解があるので、できる限り不健康にならないように注意しています。一日の内交感神経が優位になることが多いので、瞑想や意識的に呼吸を整えたりして、リラックスする状態を増やしています。


生き甲斐を見つけるのに悩んでいる人へのアドバイスをお願いします。


生きるという行為が数百年前に比べると複雑になった現代では、生き甲斐を見つけることに苦戦する人の方が多いと思います。生きがいが見つけられないともがいているのなら、一度ステップバックして自分の心身の健康を整えるといいかもしれない。そうすればあなたを取り巻くものへの見方が変わり、なにがあなたにとって重要なことなのかがみえてくるかもしれません。











あなたにとって金継ぎとは何ですか?


器とその持ち主のストーリを次に繋いでいくとても貴重な役割だと感じています。



 

Saori's reflection


I found Tad's journey with Ikigai refreshingly honest and humble. What stood out to me was the importance of the journey itself and the importance of allowing ourselves the permission to not know everything. At the same time, Tad advised those struggling to find their Ikigai to take a step back and focus on their physical and mental well-being. This resonated strongly as it reminds us of the importance of holistic wellness as a critical foundation for our lives.


 

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You can follow and support Tad-san and his Kintsugi journey below.

Instagram: @kintsugi.boston


 

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