Ikigai Spotlight Series: Rica Takeuchi, Japanese culture artist based in Okinawa, Japan
- Marii
- 2025年12月29日
- 読了時間: 6分
日本文化とともに育まれる、生き甲斐のかたち
「生き甲斐」という言葉は、日本人には馴染みのある言葉ですが、外国人にはやや抽象的な概念に感じられるかもしれません。
このシリーズを始めた動機は、現在世界中で注目を浴びている『生き甲斐図』に違和感を感じたことでした。この型にはまった『生き甲斐方式』が、本来の『生き甲斐』の意味合いとは違った形で一人歩きしているように思えるのです。
「生き甲斐」は、人生を豊かにするための一つの鍵であるとともに、一定の方程式を持たず、時とともに変化していくものだとMOGAMI 最上ウェルネスでは提案しています。
その一つのソルーションとして、『ありのままの自分・自分らしさ』を貫いている方々の実際の体験談や、ライフストーリーを皆さんと共有。そして、みなさん一人一人の心の内から生まれてくるであろう『生き甲斐』について、考えるきっかけになって欲しいと願っています。
MOGAMI 最上ウェルネスでは、この「生き甲斐」にスポットを当て、「生き甲斐スポットライトシリーズ」を配信してます。
今月の特集ゲストは、沖縄を拠点に活動する日本文化アーティストのRica Takeuchiさんです。

ご自身について、またこれまでの歩みをご紹介いただけますか?
東京で茶舗を営む家に生まれ、煎茶道の師範だった祖母が入れてくれる美味しいお茶を毎日飲みながら育ち、自らも祖母と同じ流派で煎茶道師範となった。大学卒業後JICAの青年海外協力隊として東ティモールという途上国で2年半ボランティア活動を行い、現地の人たちからたくさん助けてもらった経験から、この世の中は助け合いで成り立っていると実感した。それと同時に、その国を変え根本的に変えられるのはその国の人だけだと感じ、今度は日本のために心を捧げてみようと思い、日本に帰って人と世界の輪を広げることをビジョンに茶輪(現CHA-Link)を立ち上げた。いざ東京に帰ってみると電車に乗っている人たちが疲れ果てている様子を見てこのままでは人は繋がらないと感じ、まずは心にゆとりを持つことが大切だと考え、日本の煎茶道とマインドフルネスを組み合わせたお茶を淹れる作法を考案し東京の禅寺で心を整える茶会や企業向けの研修を行うようになった。現在は夫と沖縄に移住し、お茶だけでなく、生け花師範、墨画講師、心理士として、日本文化芸術を通じて、自分をありのままに受け入れ自分らしく生きることを、SNSやイベントを通じて発信している。

「生き甲斐」という言葉や概念に初めて出会ったのはいつですか?また、今のご自身にとってどのような意味を持ちますか?
生きがいという言葉はいつのまにか知っていました。当たり前にみんなそれがないと生きている意味がないと思うくらい大切なものだと思っていました。生きがいとは私にとって、みんなそれぞれが自分らしく心に従って生きることで「私が生まれてきた意味はこういうことだったんだ」と感じられる、何にも代えがたい大切な感情や感覚だと思います。

ご自身にとって生き甲斐は一つだけでしょうか?それとも複数あると感じますか?また、人生の中でどのように変化してきましたか?
人生の場面や役割によって複数あると思います。自分らしさがキーワードなのは変わらないと思いますが、人間の成長やライフステージでアウトプットの形は変わると思います。大きく言うと私の生きがいはずっと世界とつながることだったと思います。少し前は日本茶を通じて、今この瞬間で言うと、さらに広がって日本文化を通じて世界とつながることのような気がします。

日本のルーツや日本とのつながり、また海外での経験は、ご自身の生き甲斐のあり方にどのような影響を与えましたか?
海外に行くと日本文化に対する憧れや尊敬を持っている外国人がたくさんいて、日本のいいところを彼らの視点からたくさん教えてくれます。その海外経験があるおかげで、日本人でありながら海外の視点から日本文化の良さを捉え直すことができたと思います。日本人なのに日本文化ファンという私の感覚は少し変わった感性かもしれません。また海外の人の方が、日本を知らないからこそすごく純粋な視点で見てくれるので、私も評価を気にせずに楽しめるところがあります。海外の方に紹介する時の方が、子供のような無邪気な楽しさが自分にあるのを感じます。私の生きがいである日本文化を通じて、自分らしく世界とつながることに大きく影響があると思います。

迷いや不安を感じた時期、あるいは転機となった経験について教えてください。その時どのように乗り越えましたか?
4年前に大きな挫折を経験しました。それは自分自身が自分に厳しくなりすぎてしまい、バーンアウトしてしまった経験です。元々お茶マインドフルネスをやっていたので内省は得意でしたが、逆に自分の内側がよく見えるようになり、自分の否定的な内なる声がどこから来るのか深掘りするようになりました。それを通じて幼少期時代の問題に向き合うことになり大きく落ち込みましたが、根本から自分を受け入れられるようになりました。そこからマインドフルネス以外にも心理療法に関心を持ち大学に通い直して、いかに茶道がウェルビーイングに貢献するかを研究し、心理士の資格を取りました。

日々の小さな習慣や儀式、またはコミュニティなど、生き甲斐とのつながりを保つために大切にしているものはありますか?
世界とつながることが生きがいである一方で、まずは自分を一番大切にすることを通じて初めて人を受け入れることができると思うので、実は一番大切なことは自分を尊重し受け入れ愛することだと思っています。私は日本文化を通じて自分を受け入れています。

日本語には、美しく翻訳の難しい言葉や表現、漢字が多くあります。ご自身にとって特別な意味を持つ言葉はありますか? その理由もぜひ教えてください。
禅の言葉ですが中道という言葉が好きです。中道とはどちらかに偏らず、今この瞬間にふさわしい在り方を選ぶこと。頑張りすぎず、投げ出さず、調和の中で生きる道のことです。バランスと調和の取れた生き方の大切さを教えてくれる言葉です。

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Saori's Reflection

Reading Rica’s interview felt like being gently guided into a space of quiet awareness — where tea, culture, and presence become gateways to deeper connection. Through her words, I sensed someone who has walked her path with sincerity, courage, and a profound respect for both inner and outer worlds.
What stayed with me most was her understanding of Ikigai as something lived, not sought. From her early immersion in Japanese tea culture to her time volunteering overseas, Rica’s journey reflects a deep belief in mutual support, balance, and living in harmony with one’s values. Her experiences abroad have not distanced her from Japan, but rather allowed her to rediscover its beauty through fresh eyes.
Rica’s work — blending Senchado, mindfulness, psychology, and Japanese cultural arts — feels like an invitation to slow down and return to oneself. Whether through tea gatherings, artistic expression, or quiet reflection, there is a steady message in her story: that caring for the self is the foundation for connecting meaningfully with others.
Her reflections gently remind us that Ikigai is not a single destination, but an ever-evolving relationship with the present moment — one that unfolds through balance, acceptance, and choosing a path that feels true, again and again.
Do you want to learn more?
If Rica’s story resonated with you, you can explore more of her work and ongoing activities below.
Mindfulness Tea Gatherings & Cultural Offerings
Rica hosts mindfulness tea gatherings in both Okinawa and Tokyo, creating spaces for reflection, presence, and reconnection through Japanese tea culture.
She also accepts requests for:
Mindfulness tea gatherings (in Japan and internationally)
Ink painting (墨画) workshops and commissioned works
Ikebana performances
Japanese cultural art collaborations and events
You can follow her work and upcoming offerings here:
📷 Instagram: @japan_wisdom
🌿 Website: cha-link.com
For enquiries or collaborations, please feel free to contact her directly:




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