Naoko: その時その時で変化するもの...
「生き甲斐」という言葉は、日本人には馴染みのある言葉ですが、外国人にはやや抽象的な概念に感じられるかもしれません。
このシリーズを始めた動機は、現在世界中で注目を浴びている『生き甲斐図』に違和感を感じたことでした。この型にはまった『生きがい方式』が、本来の『生き甲斐』の意味合いとは違った形で一人歩きしているように思えるのです。
「生き甲斐」は、人生を豊かにするための一つの鍵であるとともに、一定の方程式を持たず、時とともに変化していくものだとMOGAMI 最上ウェルネスでは提案しています。
その一つのソルーションとして、『ありのままの自分・自分らしさ』を貫いている方々の実際の体験談や、ライフストーリーを皆さんと共有。そして、みなさん一人一人の心の内から生まれてくるであろう『生き甲斐』について、考えるきっかけになって欲しいと願っています。
MOGAMI 最上ウェルネスでは、この「生き甲斐」にスポットを当て、「生きがいスポットライトシリーズ」を配信してます。
今月のゲストは、福岡を拠点に活動する行政書士事務所たぶれす 代表行政書士・村田さんち合同会社 代表のMurata Naokoさんです。
あなたのライフストーリー、これまでの経験や経緯を教えてください。
熊本で生まれて、幼少期はちょこっとだけシアトルで過ごし、幼稚園から二十歳まで東京。学生時代はバスケットボール一筋!裁判官になりたくて司法試験を受け続けるも想いかなわず。祖父母の介護を通して、介護をハッピーに伝える手段がないものかと考えるようになる。介護イベント会社を作りたくて、介護士になる。その後は介護の現場で働く仲間たちと介護情報誌を作り、そのメンバーから行政書士という仕事について教えてもらい行政書士という肩書を手に入れる。今年からは、子供と大人の孤立化防止のための居場所づくりのための“村田さんち”をオープン。
「生き甲斐」という概念を初めて知ったのはいつ頃でしたか?
高校2年生の時。膝の怪我を繰り返して、ドクターから見放された時。バスケができないなら指一本動かす意味がなくなってしまった。瞬きをする意味もわからなくなった。呼吸をする気もないのに、呼吸だけ勝手に入ってきて・・・そんなときに生き甲斐があるから生きるんじゃなくて、“死んでない”ということが“生きる”ということで、とにかく必死で生きてさえいれば、どこかのタイミングで生き甲斐には出会えるんだと思うようになった。
自分の「生き甲斐」への道のり・ジャーニーはどのようなものでしたか?
その時その時で変化するもの。生き甲斐の存在でパワーが湧いてきて、そしていつかそれが変化していくときには、心からその生き甲斐に感謝して、手放して、次の生き甲斐に出会う。そんなイメージ。ますます抽象的ですみません。
「ありのままの自分」としていられると感じる瞬間は今の生活の中でどのような時ですか?
最近は、いつ何時もありのままの自分だと感じるようになりました。素敵でしょ。そんな中でも、「楽(らく)」を感じるのは家族(夫、子供たち)と一緒にいて、スマホが近くにない時、かな。
人生の中で思い悩んだ時期があれば、教えてください。その時、どのような概念やツールを使って乗り越えましたか?
周りの人には信じてもらえなさそうですが、割と常に思い悩んでます。そして、乗り越えた記憶もないですね。自分で乗り越えた、ということはほぼなくて、いつも誰かが、何かが助けてくれる。有難い、それ以外の何物でもない。私ができることは、徹底して思い悩む!そして動く!そしたら、絶対、誰かが助けてくれる。何かが助けてくれる。
生き甲斐を見つけるのに悩んでいる人へのアドバイスをお願いします。
生き甲斐が見つかるのって、すごくすごくラッキーなことだと思います!生き甲斐って、宝物です!宝物がみつからないよーって悩むことない!いつ宝物に出会えるのか、わくわくしながら過ごしてください!
Saori's reflection
I found Naoko's Ikigai story a great example of the power of living intentionally and following your heart. Seeing her professional journey unfold with many chapters showed me the importance of not being constrained to one path but pursuing your interests to carve out your own career. It's inspiring to see how her various multi-hyphen roles have come together for her latest initiative, "Murata's House (Murata-san-chi)", a safe place to prevent the isolation and loneliness of both children and adults. Naoko's story gifted me the reminder of wabi-sabi, or not being controlled by the need for “permanence”. Ikigai can change from moment to moment, and in those moments, “you thank the Ikigai from the bottom of your heart, let it go, and come across your next Ikigai”.
Do you want to learn more?
For more of Naoko, you can find & support her work here: @tabooless70
The reflection and journey of the other pieces guide us to a life of Ikigai. Ikigai is a journey, not a destination. It is the outcome of being able to live as your authentic self in your everyday life.
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