Chiari: 100年後にも価値のある仕事をしたいと思い...
「生き甲斐」という言葉は、日本人には馴染みのある言葉ですが、外国人にはやや抽象的な概念に感じられるかもしれません。
このシリーズを始めた動機は、現在世界中で注目を浴びている『生き甲斐図』に違和感を感じたことでした。この型にはまった『生きがい方式』が、本来の『生き甲斐』の意味合いとは違った形で一人歩きしているように思えるのです。
「生き甲斐」は、人生を豊かにするための一つの鍵であるとともに、一定の方程式を持たず、時とともに変化していくものだとMOGAMI 最上ウェルネスでは提案しています。
その一つのソルーションとして、『ありのままの自分・自分らしさ』を貫いている方々の実際の体験談や、ライフストーリーを皆さんと共有。そして、みなさん一人一人の心の内から生まれてくるであろう『生き甲斐』について、考えるきっかけになって欲しいと願っています。
MOGAMI 最上ウェルネスでは、この「生き甲斐」にスポットを当て、「生き甲斐スポットライトシリーズ」を配信してます。
今月のゲストは東京を拠点に活動する金継ぎ師のChiari Matsumotoさん(28)です。Chiariさんは日本の伝統的な修繕技法「金継ぎ」を用いて、破損した器を修繕しています。また、東京で修繕活動に加え、金継ぎ教室やワークショップも行っています。

あなたのライフストーリー、これまでの経験や経緯を教えてください。
私は三重県出身で大学入学のタイミングで上京して今も東京に住んでいます。大学卒業後は映像広告の会社に勤めましたが、数年後にコロナウィルスの影響でフルリモートとなりました。その時期に「仕事と自分」を深く考えるようになり、100年後にも価値のある仕事をしたいと思い、職人を目指して金継ぎ工房で勤めはじめました。昨年からは個人で金継ぎ師として活動しています。
「生き甲斐」という概念を初めて知ったのはいつ頃でしたか?
しっかりと記憶しておりませんが、小学生ごろでしょうか。
自分の「生き甲斐」への道のり・ジャーニーはどのようなものでしたか?
金継ぎはロボットには代わらない人にしかできない技術のため、そこにやりがいがありますし、金継ぎを通して人の心を癒すことができた時に生きがいを感じます。 私の生きがいは、仕事とプライベートどちらにもありますが、そのバランスがとても重要だと最近改めて思います。プライベートでは家族や友人と美味しいものを食べている時に生きがいを感じます!笑

「ありのままの自分」としていられると感じる瞬間は今の生活の中でどのような時ですか?
家族や友人と過ごす時間
趣味の登山をしている時
人生の中で思い悩んだ時期があれば、教えてください。その時、どのような概念やツールを使って乗り越えましたか?

広告業界から金継ぎ師に転身する時が1番人生で悩んだ時期かと思います。「明日死んでも良いように悔いのない行動をする」という考えを私は持っているので、大きな決断でしたがいつも大切にしているこの軸を信じて行動してみました。一度やってみて、もし難しければやり直せばいいくらいの気持ちで自分で自分の背中を押しました。
生き甲斐を見つけるのに悩んでいる人へのアドバイスをお願いします。

生きがいというと意気込んでしまう方も多いかもしれませんが、自分が居心地良いと思えるものは全てその人の生きがいと言えるのではないかと!
Saori's reflection
"What makes you feel comfortable and at ease?" There is so much value in reflecting on this question. Thank you, Chiari-san, for gifting us with this meaningful question. I found Chiari-san's desire to pursue an artisan profession that would still hold value 100 years from now an essential reminder that there is power in craftsmanship that will never be replaced. While technological advancements are occurring as we speak, there is always something special about the human touch. Let's lean into our creative souls as Chiari-san has.
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You can follow and support Chiari-san and her work below.
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