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生きがいスポットライトシリーズ:Hiroki Uda (36), ロンドン在住のHIDEN Restaurant Manager

Marii
Hiroki: 挫折を味わった時...

「生き甲斐」という言葉は、日本人には馴染みのある言葉ですが、外国人にはやや抽象的な概念に感じられるかもしれません。


このシリーズを始めた動機は、現在世界中で注目を浴びている『生き甲斐図』に違和感を感じたことでした。この型にはまった『生きがい方式』が、本来の『生き甲斐』の意味合いとは違った形で一人歩きしているように思えるのです。



「生き甲斐」は、人生を豊かにするための一つの鍵であるとともに、一定の方程式を持たず、時とともに変化していくものだとMOGAMI 最上ウェルネスでは提案しています。



その一つのソルーションとして、『ありのままの自分・自分らしさ』を貫いている方々の実際の体験談や、ライフストーリーを皆さんと共有。そして、みなさん一人一人の心の内から生まれてくるであろう『生き甲斐』について、考えるきっかけになって欲しいと願っています。


MOGAMI 最上ウェルネスでは、この「生き甲斐」にスポットを当て、「生きがいスポットライトシリーズ」を配信してます。


今月のゲストは、ロンドンを拠点に活動するHIDEN Restaurant ManagerHiroki Udaさん (36)です。




あなたのライフストーリー、これまでの経験や経緯を教えてください。


私は25歳まで大阪で生まれ育ちました。3年間会社員として働いた後、世界旅行を始め、YMSビザやワーキングホリデービザなどを使って10年間で50カ国を訪れました。そして、YMSビザで初めてロンドンに滞在していた時に現在の上司と出会い、ロンドンを離れた後に彼から連絡を受け、彼のビジネスを手伝うために再びロンドンに戻りました。現在、私は正式なシェフではなく、いくつかの国でレストランスタッフの経験があるだけですが、キングス・クロスとフィンズベリー・パークで2つの日本カレーのレストランを運営しています。






「生き甲斐」という概念を初めて知ったのはいつ頃でしたか? 

二十歳ぐらいの頃でした。




自分の「生き甲斐」への道のり・ジャーニーはどのようなものでしたか?


子どもの頃は他人のことを考えることもあるけれど、それでも我を通すわがままな振る舞いが多く、周りに敬遠されたり、孤立することも多くあり、またそれでも自分自身の意思を曲げようとは思いませんでした。自分しか見えていないということです。そんな中で、ある時から自分の両親が年齢を重ねるにつれて、世間一般論とは真逆のように、どんどん意欲的に、行動的に、柔軟性を持った素敵な大人に変貌していく姿を一番近くで見ていくことで、自分ももっといい人間になりたい、人として生きる上で大事なことは、自分にとっての生きがいは、考えることが多くなり、本を多読したり、いろんなところに出向き、旅をし、自分と向き合う中で、徐々に形成されていったように思います。



「ありのままの自分」としていられると感じる瞬間は今の生活の中でどのような時ですか?


ほんの少しの見返りを求めず、ただ自然と対峙する相手に喜んでほしいと思い、行動すること。その行動を心がけているだけで、知らず知らずのうちに自分はいつも周りの人々に支えられ、知らない間に喜びに満たしてもらっていると感じる瞬間は、毎日のようにあります。例えば、お店のスタッフ、友達や仲間、お客様との会話、はたまた出先の見ず知らずの人との一瞬の時間にもそれを感じることが多々あります。











人生の中で思い悩んだ時期があれば、教えてください。その時、どのような概念やツールを使って乗り越えましたか?


小学校2年生から励んでいたバスケットボールで挫折を味わった時、会社員の時に営業成績が全く伸びなかった時、家族が崩壊しそうになった時など、あたかも世界の終わりかのように自分の全てを否定するようなマインドになったり、全てがネガティブな方向へ引っ張られそうになった時期は多々あります。もちろん毎回すぐ立ち直れることもなく、苦しい時期を過ごすこともありましたが、”見えている、今感じている世界が全てではない”ということを常に言い聞かし、それで深呼吸をし、目線を上げることで、別の角度から物事を楽しめたり、自分の強みを再発見できたり、家族の有り難みを再度確認し、伝えるなどすることができていました。



生き甲斐を見つけるのに悩んでいる人へのアドバイスをお願いします。



ゆっくりでもいい、立ち止まってもいいから、前を向いて歩き続けましょうと言いたいです。自分もまず目の前の与えられた仕事を一生懸命に全うし、家族に常に感謝し、身近な人から感謝と幸せの輪を広げていこうということだけを意識して、毎日を生きてきました。結果的に、今自分はやりがいのある仕事、ポジションを獲得し、楽しい仲間や友達と充実した人生を過ごしています。もちろん全てが100%うまくいくことなど、ありません。ただつまづいた時にも、きっと次はいいことがあるからとまた顔をあげて、歩き続けることで周りに気づかされ、自分に気づかされ、ふとした時に生き甲斐というものが見つかっていたんだと気づくことと思われます。




 

Saori's reflection


I am inspired by Hiroki Uda's journey from Osaka to London, which beautifully illustrates the dynamic nature of Ikigai. His shift from a self-focused youth to a life centred around the happiness of others highlights the profound evolution that comes with seeking one's purpose. Hiroki's resilience in overcoming personal and professional setbacks by adopting a perspective of gratitude and connection is a powerful reminder that Ikigai is found in everyday interactions and the support of those around us. His story encourages us to keep looking forward, appreciating that our purpose is ever-evolving and deeply personal. Thank you, Hiroki, for sharing your journey and reminding us that Ikigai is always within reach, even in unexpected moments.


 

Do you want to learn more?

You can follow and support Hiroki-san and HIDEN Curry for an authentic taste of Japan. 


 

HIDEN Curry serves crafted, authentic Japanese curry made from the freshest ingredients and a secret blend of spices. If you're in London, don't miss out on their incredible Japanese curry and a friendly reminder to start your meal with the Japanese gratitude practice of "Itadaki-masu" (I humbly receive this meal)  to dig into this deliciously crafted meal.

 

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